論理的思考力を鍛える33の思考実験 北村良子著

とても判断に困るような問題が出されます。
人によっては意見が分かれるでしょう・・・
しかも正解はありません。

まずは最初の問題のみ紹介しますね。

『暴走トロッコと作業員』

線路の切り替えスイッチのそばにいるあなたは、とんでもない光景を目の当たりにしていました。
あなたの右方向から石をたくさん積んだトロッコが猛スピードで暴走しています。
ブレーキが故障しているのか明らかに異常なスピードです。
とうてい今から止めることはできません。
ただ、線路の切り替えを行えば進行方向を変えることができます。
線路の先には5人の作業員がいます。
5人ともトロッコにはまったく気づいておらず、おそらく避けることはできないでしょう。
このままではトロッコが突っ込み、5人は死んでしまいます。

あなたは、切り替えスイッチの存在に気がつき、これを切り替えて5人を助けようと思い立ちます。
あなたは切り替えスイッチに近づき、勢いよくスイッチに手を伸ばします。
しかし何ということでしょう。
あなたは一瞬、切り替える先の線路のほうに目をやり、様子を確認しました。
すると、視線の先には1人の作業員がいるではありませんか。
スイッチを切り替えれば、この1人の作業員が死んでしまいます。
あなたはこの6人と面識はなく、6人とも何の罪もない人です。
ただ、悲惨な現場に居合わせてしまっただけです。
あなたもたまたまこの現場に居合わせてしまっただけで、そこにスイッチがなければただの傍観者の1人です。

実際には「5人もいればだれか気づくだろう」とか、「大声を出して危険を知らせる」とか、いろいろな方法を考えてしまうところですが、ここではスイッチを切り替えること以外あなたにできることはなく、作業員は皆トロッコの暴走に気づいていない状態とします。
あなたはスイッチを切り替えますか?
それともそのままにしますか?

 

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