かがみの孤城 辻村 深月著

かがみの孤城 辻村 深月著

些細なことからクラスのリーダーから誤解され疎まれ、「ボッチ」になった中学一年生の女子。
あることがキッカケで学校へ行けなくなった。

自分の部屋に閉じこもった生活を送っていると、ある日部屋の姿見の鏡が光った。
その鏡を抜けると、お城。
そこには、同じ境遇の生徒が7人集まった。

この城のどこかに願いを叶える部屋があり、その部屋に入るための鍵が隠されているという。

これ以上はネタばれになるので書かないけれども・・・
実は、読み出して「失敗した」と思った。

だって、主人公は不登校の中学一年生の女子。
しかも鏡をすり抜けた先のお城で宝探し?!

基本、リアリティのない小説は感情移入しないし、まして主人公が女子中学生。
自分の子供はとっくに成人しているし、幸いなことに「いじめ」にもあわず(多分)、不登校になることもなく卒業してくれたので、申し訳ないけど小説のテーマとしては他人事に思えた。
鏡の先のお城でのお宝探し・・・

こりゃあ、還暦前のオッサンが読む本じゃないと、途中までは思ってた。
でも、後半からは俄然、面白くなってきて一気読みした。
さすが「本屋大賞」を受賞しただけのことはあるね。

同じ境遇の生徒が7人が次第に絆を深め、困難に立ち向かう姿は胸を打たれる。

それにしても、ストーリーの構成というかアイデアは、他に類を見ない素晴らしいの一言。
ひとつの物語を読んでいるのに、最終的に複数の物語を読まされていた不思議感。
そして、それが感動に変わる!

単なる、中学生の冒険ファンタジーだと、バカにして読み始めたけど、最後に泣かされた・・・・・
あまり、本を読む習慣のない人でも、優しい文章でもスッと読める本+感動をもらえる本なので、これはお勧め!!

かがみの孤城

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