おもかげ 浅田次郎著

浅田さんの作品は、初期の「きんぴか」「プリズンホテル」などのコミカルでやんちゃな作風が大好きで夢中になって読んだ。
かと思えば「鉄道員」「見知らぬ妻へ」「天国まで100マイル」などの、ホロッと涙する短編集も秀逸。

でも、歴史物、中国物、戦争物をテーマとした作品あたりから、あまり読まなくなった。
・・・久々の浅田作品。
浅田作品というだけで、かなり期待値が高くハードルが上がる。

ストーリーは、
「商社マンとして定年を迎えた竹脇正一は、送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、集中治療室に運びこまれた。
今や社長となった同期の嘆き、妻や娘婿の心配、幼なじみらの思いをよそに、竹脇の意識は戻らない。
一方で、竹脇本人はベッドに横たわる自分の体を横目に、奇妙な体験を重ねていた。
やがて、自らの過去を彷徨う竹脇の目に映ったものは――。」
アマゾンより。

浅田氏、得意の心霊ファンタジー
俺にはどうもリアリティーのない作品は入り込めない。

作品は素晴らしいと思う。
浅田氏以外の作家さんが書いたなら、俺も大絶賛していたと思うけど・・・・

ただ、昭和ノスタルジーは存分に味わえる。
映画「三丁目の夕日」が好きな人は、それだけで充分に満足出来る作品だと思う。

昭和世代の人はお勧めです。

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