英雄の書 黒川伊保子著

「さぁ、狼の口の中へ」
脳は、失敗しなければ成功できない。
脳は、孤高でなければ特別になれない。

ちょっと惹かれるフレーズだね。

前回と同様、女性が書いた脳科学の本。

アマゾンの紹介文より
↓ ↓
脳は、この世に生まれてきた以上、その脳だけの「感性地図」を描き続ける。
同じ経験を持つ人が二人といないのだから、同じ脳神経回路を持つ人は二人といないのだ。

だから、誰かの正解をなぞらえて満足するような脳なんて、この世にいないのである。

この世に、あなたの脳は、たった一つ。
あなたの人生のものがたりも、たった一つだ。

あなたのものがたりをドラマティックに盛り上げてくれるイベントを「失敗」と呼んで怖れたり、いちいち傷ついていたら、何も始まらない。

さあ、人生を始めよう。
きみ自身が、ヒーローになって
……狼の口の中へ。

闘う君へ

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 田中 修治著

能書きはいいから「とにかく読め!」俺が太鼓判押すから!
と、誰かれ構わず言いたくなるくらい面白い本だった。

多分、今年読んだ本の中では一番だと思う。

内容は、書名の通り「オンデーズ再生物語」
年商20億に対して借金14億の会社を再生させるなんてあり得ない話。

「事実は小説よりも奇なり」と言うけれども、池井戸潤氏の小説のはるか上をいく波乱万丈のストーリーで、物語は進んでいく。

アマゾンのレビューで★5つが92%
★1つ、2つが誰もいないことでも分かる通り、辛口レビュー投稿する玄人な読者をひれ伏させる圧倒的面白さ!

老若男女、とにかく誰が読んでも面白いので、これは読まないと損。
俺が、ここまで推薦する本は初めてかも!!

クビでも年収1億円 小玉歩著

ちょっとチャラい感じのする著者だし、年配の方かみれば「この若造が!」と反感を持つ人も多いと思う。

でも本の内容は、そこらへんの上辺だけの自己啓発本とは違って、ちゃんと一からのノウハウが書かれている。
プラス、マインドの持ち方も!

筆者の勧めるビジネスプランはヤフオクから始めるWEBビジネス。
あ~~~あ、ITは苦手だわ!と最初から敬遠する人も多いと思うけど、実際は誰でも簡単に出来ること。

成功の秘訣は
「誰でも簡単に出来ることを、誰でもが出来ないくらいやり続ける!」
これだけなんだよね。

「金が欲しい!」「豊かになりたい!」「楽しく生きたい!」と思ったら。
まず動け!手を動かせ!
ただ、思っていただけじゃ1円も空から降っては来ないぜ!

欲ばりなほどぜんぶ叶う 岩科茜著

女性起業家と聞くと・・・
・スピリチュアルカウンセラー
・星座、タロット占い
・ファッションアドバイザー
・~~コンサルタント
・講演家
など、実際に物販するのではなく、個人の人間性や感性を前面に押し出したビジネスが思い浮かばれる。

物を売るのではなく、売るのは自分。
考え方やライフスタイル、ファッションをコーチングして対価を得るビジネススタイルが多い。

しかし、岩科氏は実際に物販で稼いでいる。
厳しい競争社会の中で立派に勝者となった。

だから、自己啓発・スピリチュアル系の本ではなく、ビジネス本として紹介したい。
本の中身は、さほど目新しいことは書いてなく従来通りのビジネス本ではあるけれども、女性らしい目線やスピリチュアル的な要素もたっぷりと含まれていて、ビジネスに関係ない普通の女性でも充分に役に立つ本だと思う。

また、女性らしくSNS,ブログの活用法なども詳しく書かれているので、物販に限らず、様々な業種、サークル活動に用いることが出来るのでは?

上昇志向の女性にはうってつけの本だと思う!

 

死ぬこと以外かすり傷 箕輪厚介著

「凄いなコイツ!」 確かに思う・・・

“教祖になれ”と箕輪氏は説く。
なるほど、箕輪教の信者への教本としては素晴らしい本だろう!

しかし、ビジネス書として捉えるなら“箕輪さんだから出来たんでしょう!”と読者に思われた時点で失格。
この手の本にありがちな「唯我独尊・オレ様自慢」でしかなくなる。

某映画のクライマックスシーンで尿意に襲われ、手元のコップに用を足したことを「編集者としての最後の矜持」(本文中より)と武勇伝のごとく誇らしげに書いているが、お前の小便は無味無臭か?!
クライマックスの感動的なシーンの最中に、小便の匂いを嗅がされた他の観客の迷惑は考えないのか?

一事が万事がこの調子。
どこかはき違えている。

「僕はもともとの性格から自分を良く見せたり、無理をすることができない。」(本文中より)
ハァ~~ッ?! 全編、自慢話のオンパレードですけど!

箕輪教信者がお布施代わりに買う本だね。

ちなみに本のタイトル「死ぬこと以外かすり傷」
このフレーズを初めて見たのは、10年以上も前。
“崖っぷちブログ”“どん底ブログ”のブロガーさん達の間で流行っていた言葉だ。

人生のどん底に叩き落とされ辛酸を舐めつくした人の言葉なら重みもあるが、たかだか少し売れて忙しいだけの若造が軽々しく使って欲しくない。

10年前の手垢のついた言葉をタイトルにするなんて・・
どこが天才編集者なんだか?

あなたの人生を変える睡眠の法則 菅原洋平著

人生の約3分の1は寝ているんだから「睡眠」について、もっと知ることは大切だと思う。
特に中高年になると、熟睡できない(夜中に目を覚ます)、起床時間が早くなるなど、睡眠の質も悪くなるからね。

また、ストレスによる不眠の人も多いと思う。
俺も金策のことが頭一杯で、朝まで眠れない日なんて、しょっちゅうだったし。

ちゃんと寝ているんだけど、日中体がダルい、睡魔に襲われるという人もいるだろうね。
実は俺も、睡眠時間はたっぷりなのに、疲れが取れない、日中眠くて仕方なく昼寝は欠かせない。
なんぼ寝ても寝足りない感じ。
色々とサプリメントを飲んでみたけど変化なし。

・・で、この本を読んでどうなったか?

まあ、結論から言えばあまり変わってない。
本に書いてあることをちゃんと実行すれば、変わるんだろうけど、酒飲んで「寝落ち」しているんじゃ現状では変わらないわな!

でも、普通の人がちゃんと実行すれば、成果は出ると思いよ!!

 

群れない 塚本亮著

「ぼっち」に大きな不安や寂しさを感じる人は多いと思う。
いじめにあって、でクラス中からハブられるは辛い。

しかしどうだろう?
常に人に気を遣い、妥協、迎合し、周りと歩調を合わせる生き方が幸せだろうか?
中学・高校時代からのつきあいのある友人なら、激しく“うなづく”と思うけれど、俺はかなり自分勝手に傍若無人な生き方をしてきた。
でも、友だちがいないか?と言えば、こんな俺を見捨てないで、長い付き合いをしてくれている。
ピンチの時は何度も助けられた・・てか、今でも助けてもらってる。

「誰からも嫌われない人生は、すなわち、誰からも好かれない人生でしかない」
著者の言葉だけど、同意する。

18歳で独り鹿児島から北海道へ渡り、30歳で金もないのに独立。
振り返ると、「群れない生き方」をしてきた。

破産を覚悟するまで追い込まれ、金銭的には苦労の連続だったけど、人間関係で悩んだことは一度もない。
常に人には恵まれ、助けられた。

家のローンのため、子供の教育資金のため、老後のため・・・
好きでもない仕事を給料をもらうためだけに辛い思いをしながら仕事を続けるのって、幸せな人生?
今の仕事が楽しくてやりがいがあるなら、何も言わないが、そうでないのなら、一度飛び出してみてはどうだろう?

暖かくて餌も水も心配しないで暮らす籠の中の鳥と、敵に狙われるリスクはあるけど、好きなものを食べ、好きなところへ行ける野の鳥と、どちらを選ぶ?!

群れる社畜になる必要はないぜ!!

逆境の教科書 山口伸廣著

今、自分が逆境のさなかにいると思っている人は少ないと思う。
だから関係ないと思うのは早計で、人生に一度や二度は必ず苦境に陥ることはある。
その時に耐性がないと、ずるずると深みにハマったり鬱病を発症してしまう。
まあ、保険みたいなつもりで、逆境の乗り越えた人の体験談を知ることによって、心の備えをしておくのもよいと思うけどね。

今、まさに北海道の観光業が逆境真っ最中。
報道によると、震災後50万人の旅行者が北海道旅行をキャンセルしたとのこと。
ある飲食チェーンの方に聞いたら、停電の影響で破棄した食材は5000万円以上だったと。
休業を含めた損害は、軽く1億円を超すと嘆いていた。

お店やホテルは閑古鳥が鳴き、アルバイト従業員も仕事を減らされているとのこと。
だれが、北海道で大地震が起こり、ブラックアウトが起こると予想しただろう。

まさかの苦境・逆境に陥ったときに、考えかた次第では「ピンチをチャンスに変える」または「ピンチから早く抜け出す」人と、自己憐憫だけで前に進むことが出来ない人に二分される!

俺なんて逆境の中に長くいるんで、すっかり耐性が出来てしまって、少々の困難ではヘコタレなくなった。
まだ、耐性が出来ていない人は「逆境の教科書」を読んで、耐性をみにつけよう(笑)

・・で、本の内容だけど、俺からすれば綺麗事過ぎる気がする。
著者は建築会社の社長だったのを、役員会議で解任され、個人保証していた債務のために自宅や預貯金もはぎ取ら丸裸になってしまった。
そこからの復活劇の話だけど、結果、復活できたから本を書けたけど、再現性のある「教科書」かというと疑問符が・・・

本には書いていないけれども、「血みどろの戦い」や「えげつない戦略」「軍隊式の根性」「表には出せない醜聞」「裏切り」など、地を這い砂を噛むような辛い所業を経てやっと復活したのではと思う。

そんな人間臭い話が知りたかったけれども、中身はちまたに溢れる自己啓発書と大して変わらない。

不動産・建築業界の闇の世界の話など、もっと読みたかったので、ちと残念!!

大人の言葉の選び方 石原壮一郎著

言葉は時代によって移り変わるもの。
例えば、俺が小さい頃流行った月亭可朝さん「嘆きのボイン」

「ボインはぁ〜赤ちゃんが吸うためにあるんやでぇ〜、お父ちゃんのもんとちがうのんやでぇ〜」
「おおっきいのんがボインなら、ちっちゃいのんはコインやで、もっとちっちゃいのんは、ナインやで」

今の世なら、セクハラソングとして放送禁止にされそうな曲だけど、当時は寛容だった。
「巨乳・貧乳」よりは、よほどユーモラスで健全だと思うけど・・・

言葉は変わるものだからこそ、意識して残さなくてはならない。
語彙力の乏しさ、ボキャブラリーの少なさは、手本を見せる大人がいないからだ。

軽い言葉が蔓延する中で、しっかりとした言葉遣いをする人に出会うと嬉しくなる。
「名は体を表す」というけれども「言葉は人柄を表す」と俺は思う。

TPO(これも死語か?)に合わせた、言葉選びが出来る人(特にビジネスマン)は素敵だ。

「相手を立てつつ頼む」「逃げ道をふさぎつつ頼む」
「やんわりと断る」「断らずに断る」「持ち上げてホメる」
「ホメづらいけどホメる」
「謝罪して、評価を上げる、自分を守る」
「なぐさめながら叱る」…

たったの850円。
常に机の片隅に置いておくことを勧めるよ。(俺も置いている)