逆境の教科書 山口伸廣著

今、自分が逆境のさなかにいると思っている人は少ないと思う。
だから関係ないと思うのは早計で、人生に一度や二度は必ず苦境に陥ることはある。
その時に耐性がないと、ずるずると深みにハマったり鬱病を発症してしまう。
まあ、保険みたいなつもりで、逆境の乗り越えた人の体験談を知ることによって、心の備えをしておくのもよいと思うけどね。

今、まさに北海道の観光業が逆境真っ最中。
報道によると、震災後50万人の旅行者が北海道旅行をキャンセルしたとのこと。
ある飲食チェーンの方に聞いたら、停電の影響で破棄した食材は5000万円以上だったと。
休業を含めた損害は、軽く1億円を超すと嘆いていた。

お店やホテルは閑古鳥が鳴き、アルバイト従業員も仕事を減らされているとのこと。
だれが、北海道で大地震が起こり、ブラックアウトが起こると予想しただろう。

まさかの苦境・逆境に陥ったときに、考えかた次第では「ピンチをチャンスに変える」または「ピンチから早く抜け出す」人と、自己憐憫だけで前に進むことが出来ない人に二分される!

俺なんて逆境の中に長くいるんで、すっかり耐性が出来てしまって、少々の困難ではヘコタレなくなった。
まだ、耐性が出来ていない人は「逆境の教科書」を読んで、耐性をみにつけよう(笑)

・・で、本の内容だけど、俺からすれば綺麗事過ぎる気がする。
著者は建築会社の社長だったのを、役員会議で解任され、個人保証していた債務のために自宅や預貯金もはぎ取ら丸裸になってしまった。
そこからの復活劇の話だけど、結果、復活できたから本を書けたけど、再現性のある「教科書」かというと疑問符が・・・

本には書いていないけれども、「血みどろの戦い」や「えげつない戦略」「軍隊式の根性」「表には出せない醜聞」「裏切り」など、地を這い砂を噛むような辛い所業を経てやっと復活したのではと思う。

そんな人間臭い話が知りたかったけれども、中身はちまたに溢れる自己啓発書と大して変わらない。

不動産・建築業界の闇の世界の話など、もっと読みたかったので、ちと残念!!

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